2/01/2015

BlueSkyさんからの返信

昨年9月から現在の所属であるNTTデータ先端技術のWebページに連載している「安らかな夜を迎えるために」の第13回にHP200LXの記事を書いた。

この連載は、不定期掲載と言いながらきっちりと2週間間隔で掲載されている。執筆のフローは、半田さんから原稿をもらう、それを読んでからおもむろに自分の記事を考え始める、というもので、ずっと変わっていない。「次に何を書こうか」というのは、バックグラウンドの中で考え続けているけれど、毎回の記事はゆっくり考えたり、推敲する時間はなく、平均すると1本の記事を1時間くらいで書いている。半田さんからは、「(半田さん分の記事と内容的にリンクしていないのだから)書きためておくと良い(にゃー)」と言われるのだけれど、どうも「未来の分を記事を書きためておく」気がしなくて、半田さん分記事を受け取ってからストップウォッチが回り始める。

この記事は、TDLの記事と同様に実際にあった出来事をもとに書いており、ノンフィクションだ。やたらと注釈が多いのは、すでになくなった技術でこれが思いのほか多く、末尾のリンクが長くなってしまった(行間が大きくて見た目がきれいでないのでなんとかならないか事務局に聞いたところ、Dropalの仕様で変えられないそうだ)。PCMCIAのところは、本当は歴史的変遷があり、PCカードになったりしているのだけれど、その辺を調べ出すと遅くなるのであのようになっている。

検索してみるとわかるが、HP200LXはまだまだ現役で使われており、オークションなどから入手できるし、修理もできる。ブログ記事もある。なかに、大変参考にさせていただいたのが、"We love HP200LX"というところで、その作者、BlueSkyさんに記事のことをお知らせしていた。本当は、内容のチェックをお願いしたかったのだけれど、時間がないし、厚かましいので控えていた。そのBlueSkyさんから、記事を読んだというメールをいただいた。連載記事には、いつもわかる人にだけわかるメッセージを潜ませているけれど、それがBlueSkyさんに伝わったことがよくわかった。同じ世代で、同じようにHP200LXを使っている方だからこそわかっていただけた。それがうれしかった。

ところで、この記事には(今のところ)リンクがない。それはBloggerのリンクの記法を知らない(調べていない)からだ。特定のシステムやツールの仕様を覚えて(調べて)、それに合わせて書くのが面倒というか、そういうことをできるだけしたくないと思っている。はてなダイアリーもWikiもそうだ。StackEditは、実際に使ってみたところ悪くないと思った。表現力は限られているけれど、気にせず苦にならず書ける。でも、StackEditで書いたものをBloggerにpublishして、というのはやはり、たかが日記を書くためにすることとしては大げさすぎる気がする。

自分も、昔は、Emacs+PSGMLで「誤りのないHTMLやXML」を書いていたわけ。その頃は時間もあった(正確には、「今ほど時間が限られているという実感がなかった」)。でも、今は時間があったとしてもまたやろうとは思わない。「正しくなかったとしても読めればいいじゃないか」と考えている自分がいる。